![]() | ピアノの森―The perfect world of KAI (1) 一色 まこと (2005/04/14) 講談社 [音楽・クラシック漫画コミックス] 価格:¥ 540 (税込) 1500 円以上国内配送料無料 この商品の詳細を見る 森のピアノは、その少年を待っていた。 |
【カスタマーレビュー】
小学校のそばにある通称「ピアノの森」と呼ばれている森には、誰が弾いても音を出すことができない壊れたピアノが捨てられており、そのピアノが、夜な夜な、ひとりでに鳴り出すことから、オバケピアノといわれていた。
ピアニストを目指す転校生、雨宮修平は、そのピアノを鳴らしていたのがオバケではなく、ピアノを一度も習ったことがない一ノ瀬海(カイ)という少年であったことを知り、そんなピアノで人を包み込むような優しい音色を響かせるカイが、天使にも悪魔にも見えるのだった。
天賦の才能に恵まれ、枠の中には納まらない自由奔放な演奏で聴衆を魅了する自然児カイ、秀才ではあっても天才ではない限界に苦悩する修平、失意の過去を持ち自分の夢をカイに託す元天才ピアニストの音楽教師阿字野、カイの母親で色街の娼婦でもあるレイちゃん、知恵遅れのハンディを背負いながらも心美しい少女亜理ちゃん、ちょっと小生意気だけど本当は繊細な美少女「便所姫」。そんな個性的で魅力溢れる登場人物たちが織り成す、ほのぼのとしたテイストが効いた胸にしみる人間ドラマは、難しいクラシックを題材とした漫画という偏見が入り込む余地がないほど面白く、クラシックに全く興味がないという人が読んでも、病み付きになること請け合いだ。
ちなみに、この「ピアノの森」は、2年以上の休載を経て、ようやくこの4月から連載再開となっている。休載の真相は知らないが、挫折とはほとんど無縁の天才カイの青年期以後をどのように描いていくかは、おそらく、作者にとっても相当悩ましい問題であっただろうことは、容易に想像できる。クラシック、それも同じ天才ピアニストを題材とした感動の名作漫画の先達としては、さそうあきらの「神童」が挙げられるのだが、休載前までの展開は、それ以上であったといっても過言ではない。
長期休載期間の間に、どのような構想が練られていたのか、今後の展開が楽しみだ。
田舎に転校してきた、世界的にも有名なピアニストを父に持つ雨宮修平と、家の裏にある森に捨てられたピアノと共に育った少年の一ノ瀬海(カイ)の二人が、お互いに影響を与えながらピアニストとして成長していくという話です。この漫画は、ストーリーがとてもよく練られているのは勿論のこと、人間関係がとてもシンプルで分かりやすくなっているために、物語に勢いがあります。
読んでいても全く気がだれることなく、気が付いたら物語に引き込まれているのです。
そしてそれが最もよく表れているのが、ピアノの演奏シーンです。
この漫画のピアノ演奏の描写はとても素晴らしく、感動させられるのですが、それを支えているのは、そこに至るまでに生まれた物語の勢いでしょう。
キャラ達は様々な想いを込めてピアノを弾きます。
紆余曲折を経て築き上げた信念、想いをピアノに込めるのです。
そして勿論のこと、読者はそれを読んできて知っています。
全てが収束するクライマックス。これで感動しないわけがありません。
他の音楽漫画と比べると微妙に埋もれている感がしますが、傑作です。
テレビや雑誌で取り上げられているのを見て、以前から気になっていました。
のだめカンタービレの人気で、音楽のコミックスに注目が集まっているのかしら。
そういう経緯で一巻を読んでみましたが、ただの音楽コミックスではないと思いました。
小学生のやり取りや、主人公のピアノに対する想いがピュア。しかし、大人たちはピアノに対して少しだけピュアではない気持ちも持っている。私は大人だから、ピュアな部分を心地よく感じられました。また、大人たちの行動にも共感できました。
少しだけ性描写はありますが、意味のない部分ではないと思います。意味があるから性描写がある。と思います。だから、読んでいて私は嫌ではなかったですね。
モーニングで連載が始まり、途中から読む事になった。週刊なのでページ数も少ない。しかもそれまでの話は知らない。それなのに半端じゃなく世界に引き込まれた。
漫画を読んで泣くことはあるが、あんなにとり肌が立ったのは始めてだった。
当然全部読みたくなり単行本を購入。読み始めると次のページをめくるのが物凄く楽しみになる。
「オラ、わくわくしてきただ!」って感じで。次の巻を手に取るのももどかしい。
時間を忘れあっという間に読み終わってしまった。
普段漫画を読まない人は10巻以上あるとひるんでしまうかもしれないけど、気づいたら読み終わってるような。世界に引き込まれてしまえば何も気にならない。
是非一読を。聞こえない音を聞かせて貰えるはず。
絵がとても丁寧で、特に子供の表情と心理描写がとても細やかだと思います。あくまでも大人の漫画なのでこどもさんにはどうか、と思う描写もないではないのですが、とても良い作品だと思います。
有名なピアニストを父に持つサラブレットとして生まれた小学生雨宮修平と、父親のいない小学生の一ノ瀬海(カイ)、の二人の成長を描いた話で、この2人の子供の表情描写が実にいい。25歳と非常に若いカイの母親とカイを見出す元天才ピアニストの教師もとてもよく描かれている。
この漫画は、背景に差別問題を含んでいるのではと思わせるものがありますが、それをあからさまに出すことなく、自然と展開していきます。特に、そのピアノ演奏のシーンはとても魅力的で素晴らしく(2aaさんの言う通り)、そこに筆者が本当に音楽を愛し、理解していることがベースにあるからと思います。
● ピアノの森―The perfect world of KAI (1) [クラシック漫画コミック]
● ピアノの森―The perfect world of KAI (2)
○ のだめカンタービレ 1 [漫画コミック]
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