![]() | マンガ蟹工船―30分で読める…大学生のための (2006/11) 小林 多喜二藤生 ゴオ 価格:¥ 600 (税込) 1500 円以上国内配送料無料 商品詳細を見る 海軍の保護のもとオホーツク海で操業する蟹工船は、乗員たちに過酷な労働を強いて暴利を貪っていた。“国策”の名によってすべての人権を剥奪された未組織労働者のストライキを扱い、帝国主義日本の一断面を抉る「蟹工船」を、原作に忠実に漫画化 |
【商品の説明】
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小林 多喜二
1903(明治36)年10月13日、秋田・大館生まれ。4歳の時、一家は小樽に移住。小樽高等商業学校(現小樽商科大学)卒。在学当時から志賀直哉と文通し、北海道拓殖銀行に勤務するかたわら志賀直哉、有島武郎、武者小路実篤らの作にも学びながら文学修行した。『戦旗』に発表の「一九二八年三月十五日」 (28年)、「蟹工船」(29年)でプロレタリア文学の金字塔を築き、「不在地主」(『中央公論』)発表を機に拓銀を解雇されて上京。以後は作家として一意専心し、31年日本プロレタリア作家同盟書記長として、満州事変後の日本の侵略戦争の拡大に先頭に立って反対し、当時非合法におかれていた日本共産党に入党。32年春のプロレタリア文化運動に対する大弾圧で地下活動に入り、33年2月20日、特高に検挙・拷問死させられた。
【カスタマーレビュー】
マンガを読んだあと、すぐに原作がすごく読みたくなりました。原作と読み比べていっても楽しいと思います。原作の迫力はスゴイ!と改めて感じさせられることうけあいです。また、多喜二の遺体を囲む同志たちや遺族の様子からマンガが始まるのも新鮮でしたし、当時の蟹工船の様子を写した写真が載っていたり、注釈も丁寧で、ただのマンガじゃないな〜と感じさせられました。画風はリアルで、原作の雰囲気を損なわない感じですが、それでもマンガならではの軽快さもあって、若い人にもすぐ読み切ることができると思います。ただし^^!マンガの方では省略されている原作の部分が、私としては最も印象に残っているので、ぜひぜひマンガを読んでまだいけそうな方には原作を読むことをおすすめいたします♪
そして、この「マンガ蟹工船」を買ってよかった♪と思ったのは、巻末の島村先生の解説がすごく斬新で面白かったことも大きいです。これでこの値段はとても良心的だと思います。わたしはシブめの文学が好きな友人たちにもこの「マンガ蟹工船」をプレゼントしましたが、みなさんとっても喜んでくれました♪♪多喜二を読んでみたいけど、ちょっと・・・と躊躇なさっている方はぜひ読んでみてください。
今回の漫画化は非常にうれしい。一部を除いて、原作エピソードのほとんどをわかりやすく映像化している。 当時の写真も載せてあり、かなり読み応えがあります。
欲を言えば註をもう少し整理してほしかった。同じものが2回出てきたり、「花札」や「色よい返事」など大学生や高校生にはわかりきった言葉に註がある。よしんば分からない人がいても、絵で、あるいは文脈で分かるし、辞書で引けばすむ。それくらいなら当時の貨幣感覚を解説してほしかった。しかし本書が優れたガイドであることには変わりはない。値段が安いのも学生への配慮だし、巻末の作品作家解説も充実しています。
漫画でも小林多喜二「蟹工船」のすごさが伝わった。
ここに書かれているいることは、現代にも通じる内容。読んでよかった。
昔、映画にもなったと解説に書かれていた。映画も見たくなった。
値段も安く、すぐに読める。中学生でも読める。お勧めの1冊。
30分で読める・・・というだけあって一気に読めました。
以前に原作を読もうとしたのですが、10ページも読まないうちに挫折していました。
これはケッコウいけるかもしれませんね。推薦します。
大学生協でこの漫画が売れているんだ、と聞いて読んでみた。
いい所は、原作では分かりにくかった方言を当時の地方性を残す程度に分かりやすい現代語に置き換え、時代性で分かり難いところを、絵の描写ということである程度描くことが出来たところである。結果非常に分かりやすくなった。一方で、原作の中の息苦しさ、臭い、そして一番肝心な登場人物の感情が描きこみ不足もあり、不十分。もちろん、ページ数の制限もあるが、力量不足と取材不足もあるだろうと思う。
「蟹工船」をこうやって改めて漫画で見ると、つくづく名作だと思う。ひとつの船の中に、無権利状態の労働者の命をモノとしか見ていない資本家、それを助ける政府陸軍、資本家におもねる労働者たち、そしてやがて労働意識に目覚める底辺の労働者、そして結果的に当時の日本そのものを重層的に描くことに成功している。そして非常に視覚的、映画的なのだ。
抵抗の仕方はだんだんと進化する。途中までは個人で、やがては組織的なサボタージュ、そしてリーダーを中心とした船中を巻き込むストライキ、それを政府陸軍の介入により潰されると最終的には労働者一人一人の自覚のもとでのストライキへ。畳み掛けるようにラストに持っていく様は非常に映画的だ。
一度映画化されているが、現代にもう一度映画化する意義は十分にあるだろうと思われる。この原作の中の、ワンカットワンカットを積み重ねる作り方や、群集シーンのモンタージュ理論の応用などはそのまま使えるだろう。惜しむらくはおそらく時代的制約もあったのだろう、最後のストライキの部分があまりにもあっさりとしているので、そこをきちんと描いてもらったなら、映画史に残るような力作になるかもしれない。描けるような監督はいるのだろうか。うーむ、それが問題だ。
● 蟹工船・党生活者(文庫・単行本・雑誌・ベストセラー)
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